生きる力(1) 共感したい気持ちが、行動を後押しする


感情による行動の支配ではなく、
行動が感情を管理することを目指す「行動健康学」。
しかし、「なぜ人間は生きるのか」だったり
「生きる喜びとは何か」という
根源的な問いとつながる「生きる力」を高めるためには、
感情によるエネルギーも欠かせない。
とりわけ、家族や仲間たちと喜びや楽しみを共感したり、
美しい絵画や風景に感動する、といった柔らかな感性は、
「生きる力」の強固な支えとなる。


人間は生涯にわたって、家庭や社会生活の中で
さまざまな経験や役割を積み重ね人生を歩んでいく。
そして、ゆたかで充実した人生を送るためには、
日頃から意欲的に他者と接点を持ち、
心地よい交流を持つことが重要になる。

自分の幸せのためだけでなく、
他者の幸せも考えて行動する。
私にできるだろうかと思う方もいるかもしれないが、
けっして難しいことではない。
些細ことであろうと、今のあなたにできる役割を、
コミュニティの中で積極的に担っていけばいいのだ。
健康長寿は、その先にある。

ドイツのヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、
「我々は高みに憧れるが、歩き出すことには無関心だ。
山々を望みながら、平らな道を歩きたがる。」という言葉を残している。
まわりの人を気にかけながら努力をつづけることで、
あなただけでなく、まわりの人も幸せになることができるのだ。

医療法人社団 映寿会
社会福祉法人 中央福祉会

理事長 北元 喜洋